オールオン4で後悔しない為に。
後悔する人と向いている人の境界線
インプラント治療
オールオン4で後悔しない為に。
後悔する人と向いている人の境界線
目次
01.大口先生の経歴について
02.なぜ高額でも選ばれるのか?「オールオン4の真価」について
03.オールオン4の適応の境界線
04.麻酔と安全について
05.メンテナンスと原因療法
06.エス歯科だから実現できるオールオン4
07.院長の素顔と、読者へのメッセージ
エス歯科グループの最前線で活躍する歯科医師たちが、日々の診療に懸ける想いや、歯科医療のリアルな現場について語る連載企画「ドクターコラム」。
患者様が生涯にわたってお口の健康を守り、「人生100年時代」を最高の笑顔で楽しんでいただくために――。私たちが大切にしている医療への信念や、普段の診療の中ではなかなかお伝えしきれない「高度な治療を支える裏側」を、歯科医師の視点から定期的にお届けしていきます。
歯のトラブルが重なり、総入れ歯や多数のインプラントを検討する中で「オールオン4」という選択肢にたどり着く方は多くいらっしゃいます。しかし、非常に高額な治療であるがゆえに、「自分に向いているのか」「後悔しないか」と不安を抱える方も少なくありません。
今回は町田エス歯科クリニック院長の大口先生に、専門医だからこそ語れる「オールオン4の真価」と、治療の適応基準、そして患者様の人生をどう変えるのかについて、たっぷりと語っていただきました。
大口先生の経歴について
「人生100年時代」を見据えたライフスタイル提案の原点や、若手時代から難症例に挑み続け、ザイゴマインプラントなどの論文発表にまで至った医療への飽くなき探求心に迫ります。
「人生100年時代」を見据えたライフスタイル提案
――「生涯お口のことで困らない」という診療ポリシーに至ったきっかけは何でしょうか?
治療の計画を立てるにあたって、その患者様が今何歳なのかというのは非常に重要な指標になります。「人生100年」と見据えたときに、どの治療がこの人にとって本当に適しているのか。若ければ若いほど、治療した後にその歯を使っていく時間が長くなりますよね。
ですから、「この先の数十年間を見据えたときに一番ベストな選択は何か」という長期的な視点を持った治療計画が絶対に必要になってきます。そうした一つひとつの積み重ねが、「生涯お口のことで困らないライフスタイル」という考えに繋がっていきました。
若手時代から最先端技術を追求した理由
――若手時代から高度なインプラント治療に深くのめり込んだきっかけについて教えてください。
医療に「完璧」はないからこそ、学び続けるしかないんですよね。実は、オールオン4の開発者であるパウロ・マロ先生ですら、「まだ30〜40%しか完成していない」とおっしゃって、今も最前線で研鑽を続けられています。その底知れなさというか、まだまだ患者様を救える可能性が広がっている点に惹かれました。
若手の頃から「目の前の患者様になんとか噛める喜びを取り戻してほしい」という一心で難症例にも果敢に挑戦し、それが結果的に上下顎同時のオールオン4や、難易度の高いザイゴマインプラント(※)の論文発表にも結びついたのだと思います。ゴールがないからこそ、追求しがいがありますね。
※ ザイゴマインプラント:顎の骨の代わりに、眼窩(目の下)の「頬骨(ザイゴマ)」に直接長いインプラントを埋め込む手法。
難易度の高い「空間認識」という壁を越えて
――オールオン4の技術を習得する上での壁はありましたか?
通常の1本ずつのインプラントは、隣の歯とのバランスを見て真っ直ぐ埋め込むことが多いのですが、オールオン4は全く別物です。大きく歯茎を開いて骨の形状を直接見て、力学的に一番バランスの良い位置へ、しかも角度をつけて配置する「現場合わせの設計」が必要になります。
この三次元的な空間認識と精密な手技を両立させることが、非常に高い壁でした。これを乗り越えるためには、解剖学的な知識の徹底と、ひたすら臨床現場で感覚を研ぎ澄ましていく圧倒的な経験値が必要不可欠でした。
なぜ高額でも選ばれるのか?「オールオン4の真価」について
たった4本のインプラントで全ての歯を支える画期的な力学構造。総入れ歯や通常のインプラント治療との決定的な違い、そしてインプラント治療から患者様の人生が激変したエピソードを紐解きます。
最小のインプラントで支えるオールオン4の画期的な構造
――オールオン4の基本的な構造と特徴について教えてください。
あごの骨に最小4本のインプラントを埋め込み、それを支えにして全体が一体となった固定式の人工歯を入れる治療です。手術の当日にインプラントを埋め込み、翌日には固定式の歯が入る(即時荷重)というのが最大の特徴ですね。
よく「本数が多い方が強いんじゃないか?」と聞かれますが、今座っている椅子をイメージしてみてください。椅子の足も4本で十分に安定していますよね。力学的にバランス良くパッと開いて配置することで、たった4本でも全体の噛む力をしっかり支えられる構造になっています。
入れ歯・通常のインプラントとの決定的な違い
――総入れ歯や通常のインプラントと比べたメリット・違いはなんでしょうか?
まず総入れ歯との違いは、圧倒的な「固定性」と「違感の少なさ」です。総入れ歯は上あごをプラスチックで大きく覆うため違和感が出やすいですが、オールオン4にはそれがありません。また、失われて平らになった歯茎の部分も人工歯で回復するため、見た目も自然です。
次に1本ずつのインプラントとの違いですが、全体を治すとなると本数が多くなり費用も跳ね上がります。さらに奥歯の骨が薄い場合は「サイナスリフト」などで骨を増やして半年、インプラントを入れてまた半年と時間がかかります。しかしオールオン4なら、翌日には固定式の歯が入るため、精神的にも肉体的にも負担が少ない画期的な方法なんです。
歯が変わることで人生が明るく好転したエピソード
――術後の患者様の反応は?印象的なエピソードについて教えてください。
歯科恐怖症の方や、忙しくて何度も通院できない方にとっては「夢のような治療」だと大変喜ばれます。特に印象的だったのは、30歳くらいの女性の患者様ですね。最初は引きこもりがちで、黒い服ばかり着ていらっしゃいました。
しかしオールオン4の治療を終えてしばらくすると、すっかり明るくなって普通にコミュニケーションが取れるようになり、ファッションもとてもオシャレに変わったんです。歯が入ることで人生そのものが大きく好転した、患者様だけでなく私にとっても本当に嬉しいケースだと思っています。
噛める喜びが「認知症状」の改善に繋がった実例
――「オールオン4は素晴らしい治療だ」と確信した経験はありますか?
70〜80代くらいの、少し認知症の症状が出始めていたおばあちゃんの症例ですね。オールオン4を行ってしっかり噛めるようになった途端、脳への良い刺激があったのか、なんと認知症の症状が目に見えて回復したんです。即座に「噛める」状態を回復でき、ご本人の生活の質やご家族の負担まで劇的に変えられるこの治療は、本当に素晴らしい治療だと確信しました。
オールオン4の適応・利用の境界線
どのようなお悩みを持つ方にオールオン4が後悔しないベストな選択肢となるのか。一方で、天然歯を残すべきケースや「一生何もしなくていい」という誤解など、インプラント治療の適応の境界線を解説します。
オールオン4が最善の解決策となるケース
――オールオン4が「ベストな選択肢」となるのはどんな患者様でしょうか。
歯科恐怖症の方や、お仕事などでどうしても長期間の通院時間が取れない方ですね。また、「1、2本はなんとか残せる歯があるけれど、将来的な年齢や口内全体の崩壊リスクを考えると、何度も治療を繰り返すよりはいっそ全体をキレイに再構築したい」という方にとっても、ベストな選択肢になり得ます。ご自身のライフスタイルと将来を見据えて決断される方に非常に向いています。
安易な抜歯を避け、天然歯を残すべきケース
――逆に、オールオン4をお勧めできずお断りするケースはありますか?
患者様が「全部抜いてオールオン4でキレイにしてください」と希望されて来院されることもありますが、抜かなくてもキレイに治療できる歯が残っている場合などは、もちろんお断りして別の治療をご提案します。
なるべくご自身の歯は残した方がいいですから、「全部キレイにしたい=オールオン4」という安易な選択はお勧めしません。専門的な視点からしっかりと診査してお話しします。
「一生何もしなくていい」という大きな誤解
――オールオン4に対する「誤解」や「思い込み」はありますか?
オールオン4は手術をして一気にキレイな歯が入るので、「これでもう一生歯医者に行かなくていいんだ」と誤解される方がいます。人工物なので虫歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」という歯周病にはなります。メンテナンスを怠るとせっかくのインプラントがダメになってしまうので、やりっぱなしは非常にリスクが高いということをお伝えしています。
納得して選択するための「自分なりの境界線」
――ご自身の歯を残すか、オールオン4に踏み切るかの「境界線」とはなんでしょうか?
現実には患者様の経済的なご事情などの条件も必ず絡んできます。ご自身の歯を残すのがベストだとしても、状況によってはベターな選択として他の方法を選ぶこともあります。それぞれのメリットとデメリットをしっかりお話しして、ご本人が心から納得して進んでいける道を選ぶこと。それが何よりの境界線ですね。
手術時の麻酔と安全についての配慮
外科手術を伴う治療だからこそ、痛みや恐怖心、持病に対する不安はつきものです。患者様がリラックスして治療に臨めるよう、エス歯科が徹底している麻酔技術とスピードへのこだわり、信頼関係の築き方をお話しします。
手術への恐怖心を和らげる麻酔とスピードへのこだわり
――手術の「痛み」や「恐怖心」への対策・工夫はありますか?
オールオン4自体が「1日で機能回復する」というスピード感を持った治療であり、それが最大の痛みへの工夫でもあります。さらに、熟練のトレーニングを受けたドクターとアシスタントのチームで、よりスピーディーに手術を終えることで、術後の腫れや痛みを最小限に抑えるよう努力しています。静脈内鎮静法などを併用し、半分眠ったようなリラックスした状態で手術を受けていただくことも可能です。
持病がある方でも安全に受けていただくための徹底管理
――持病や体力に不安がある方への配慮について教えてください。
持病があるからといって必ずしもできないわけではありません。お身体の状況をしっかりと診査し、全身管理を行いながらできる・できないの判断をいたしますので、まずは安心してご相談に来ていただきたいですね。
限られた時間で確かな信頼関係を築くための対話
――手術前で緊張している患者様とのコミュニケーションの工夫はありますか?
オールオン4は、普通の治療に比べてコミュニケーションの時間が短くなりがちです。だからこそ、その1回、2回の事前のやり取りを非常に大切にし、不安をしっかりと取り除いて強い信頼関係を築けるように、特に心を砕いて対応しています。
治療を長持ちさせる為のメンテナンスと原因療法
オールオン4を後悔の無い「一生モノ」の財産にするために不可欠なこと。それは、歯を失った根本的な理由を解決する「原因療法」と、長期的な安定を支えるために妥協しないクオリティ・コントロールの仕組みにあります。
「なぜ悪くなったか」を解明し、再発を防ぐ原因療法
――大口先生が重視する「なぜ歯が悪くなったのか」という原因究明は、治療にどう活かされますか?
「なぜその歯が悪くなって失われてしまったのか」を解明せずに新しいオールオン4を入れても、また同じ原因でダメになってしまいます。過去の生活習慣を聞き、現在の状態を説明し、未来がどうなるかを提示する。原因をしっかり潰した上で治療計画を立てることが、一生モノとして長持ちさせることに直結するんです。
一生モノにするために欠かせない日々の習慣と覚悟
――治療を長持ちさせるために、患者様に求めている日々の習慣は?
インプラント周囲炎を防ぎ、良い状態を維持するためには「力のコントロール」と「汚れのコントロール」が絶対です。マウスピースの装着、毎日の丁寧な歯ブラシ、そして定期的なチェック。これらは患者様ご自身に必ずお願いしている、大切な覚悟と習慣ですね。
長期的な安定を守り抜く「基本に忠実なステップ」
――術後の良い状態を維持するためのクリニックからのサポート体制は?
エス歯科では「基本に忠実な手順」を大切にしています。たとえば、仮歯を段階的に作り替えながら、形や噛み合わせ、清掃性をしっかりと確認し、そのフィードバックをもとに最終的な歯へと移行します。エス歯科グループでは長期的な安定のためにこの基本ステップを絶対に疎かにしません。
エス歯科だから実現できるオールオン4とは
他院で断られた難症例にも対応できる高度な治療オプションと、ベテラン歯科医師陣の精密な手技。そして、万全の体制で安全を支える「オールオン4センター横浜」による独自のチーム医療の強みを語ります。
「インプラントを断らない」圧倒的な経験値とクオリティを支える万全の環境
――エス歯科ならではのオールオン4治療の「強み」とは?
やはり、圧倒的な経験を持つベテランのドクター陣が揃っていることです。手技が正確なので手術時間が非常に短く、トラブルが少ないのが大きな強みです。最高の環境で安全に治療を提供できることがエス歯科ならではの価値だと思います。
専属チームが揃う「オールオン4センター横浜」の役割
――グループ展開による「チーム医療」は患者様にどう機能しますか?
エス歯科グループでは、みなとみらいに専用のオペセンターを設けています。そこには常に高度な手術に慣れ親しんだ専属のオペチームが待機しており、万全の体制で安全に手術を行うことができます。
他院で断られた難症例にも応える高度な治療オプション
――骨が足りないなど、他院で断られた難症例に対する強みは?
基本的に、エス歯科で「インプラントができません」とお断りするケースはほぼありません。骨造成技術はもちろん、ザイゴマインプラントなどの高度な選択肢も持っています。諦めずにまずはご相談にいらしてください。
院長の素顔と、読者へのメッセージ
多忙な日々を送る大口先生のリフレッシュ方法や意外な素顔、そして歯の悩みを抱えながらも一歩を踏み出せないでいる読者の方へ向けた、温かく心強いメッセージをお届けします。
オフの時間に趣味と自己研鑽を両立させるライフスタイル
――多忙な日々の息抜きやリフレッシュ方法をおしえてください。
リフレッシュ方法の一つは、面白そうな先生のところへ行って「好きな勉強」をすることですね(笑)。あとは海が好きなので、休日はマリンスポーツを楽しんでオンとオフを切り替えています。
一人で悩まず、理想の人生への一歩を踏み出すために
――最後に、治療に踏み出せない読者へメッセージをお願いします。
人にとって「食事をして生活する」というお口の機能は、人生の豊かさに直結する一番大事なものです。歯のことで悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますが、まずは一人で抱え込まずに相談に来てみてください。あなたにとってベストな治療を一緒に考えていきましょう。お待ちしております。







