虫歯について
こんにちは。今日で9月も終わりますね。
明日から10月。
気持ちを切り替えて行きましょう。
さて、今回は虫歯についてお話しして行きたいと思います。
まず始めに私たちの歯は、表層からエナメル質→象牙質→歯髄(神経)の3層構造になっています。
虫歯の段階は初期のものを含めると5段階あります。
Co) 初期齲蝕
歯に穴があく前の初期の虫歯です
C1) エナメル齲蝕
歯の表面のエナメル質の虫歯です。爪や髪を切っても痛くないのと同じようにエナメル質は虫歯になっても痛みを感じません。
C2) 象牙質齲蝕
エナメル質の先の象牙質に達したです。神経まではいっていないので痛みはあまり感じません。痛みを感じることもあります。
C3)神経に達した虫歯
象牙質も突き抜け虫歯が神経まで到達してしまった虫歯です。
C4)神経に達した虫歯
虫歯が神経に到達している上に歯冠部はほぼ残っていない状態です。
虫歯の進行段階により治療法も異なります。
[Co]
治療せずに経過観察をすることが多いです。
[C1(Co)]
虫歯になった部分を除去してコンポジットレジン(CR)と呼ばれるプラスチック(樹脂)を詰めていきます。
その場で治療できるので1日で治療を終えることができます。
[C2]
Co、C1の時と同様にプラスチックのレジンで詰められる場合もありますが、範囲が広いとインレーと呼ばれる詰め物で穴を埋めていきます。(※場合によっては被せ物になることもある)
インレーとは型どりした歯型を元に技工所で作るものなので完成まで1週間から10日ほど期間がかかります。
※CR、インレーにはいくつか種類があるのでまた詳しく説明します。
[C3]
①歯髄を取り除き歯根を綺麗にしていく、根管治療という処置をします。
②根が綺麗になったら歯根の空洞を埋める根管充填(根充)と呼ばれる処置をして根管内を密閉化していきます。
③このままでは歯根が弱い状態なので土台(コア)を立てていきます。
※根管治療を行うと、神経・血管を遮断してしまうので栄養補給が一切できない状態です。
木で例えると枯れ木のような状態です。
なので、かなり脆い状態なので、心棒(土台)を立てて補強して、さらに被せ物(ヘルメット)をすることで歯を保護します。
④土台が建てられたらクラウンという被せ物を被せます。
※土台、クラウンにも種類がいくつかあるのでまた詳しく紹介していきます。
[C4]
C3のときと同様に根管治療を行って残せる場合もありますが、残念ながら歯を抜いてしまわないといけなくなる場合もあります。
虫歯が深くて大きいほど治療にかかる期間も長くなるので検診での早期発見が大切です。
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助手 田中