メンテナンスの重要性
こんにちは。今日で8月もおしまいですね!
明日から9月です!!心機一転新たな気分で行きましょう!
前回(7・31)のブログで歯周病について書きましたが、今回はSRPとメンテナンスについてお話ししていきたいと思います。
まず簡単に歯周病についておさらいして行きましょう。
この図のように健康な状態から、まずは歯茎に炎症が起き、歯周病が進むと歯茎だけでなく歯を支えている骨が減ってきてしまいます。
日本人の30代以上の80%以上が歯周病と言われている時代なので、自分は大丈夫!!ではなく、「自分は歯周病なのかな??」「ちょっと心配だな」とご自身のお口の中のことに少しでも目を向けていただければと思います!!
さて、ここから本題に入りますが、SRPとはスケーリング・ルートプレーニングの略であり、歯根(root)を滑らか(plane)にすると言う意味があります。
SRPではスケーリング(SC)では除去できない歯周ポケットの内部の歯石や歯根表面の汚れ、根面の感染を手用のスケーラーで除去していきます。
上記のような器具を使って、このように処置を行って行きます。
これで問題なければ(他にやるところがなければ)メンテナンスに移行して行きます。
メンテナンスでは何をするのかと言うと
①前回治療した部位や経過観察中の部位チェック
②虫歯の有無
③歯周病の検査
④ 適したブラッシングができているか(プラークコントロール)
⑤噛み合わせの確認
の5点を主に見ていきます。
このメンテナンスは3ヶ月に1回を推奨しています!
※人によって口腔内環境は異なるので、まずは1ヶ月でチェックして行きます!!
なぜ3ヶ月に1回なのかというと歯石によって歯肉の炎症が起きるまでがおよそ3ヶ月かかるとされているためです。
どんなに歯磨きが上手い人でも10割中7割しか磨けていないと言われています。
逆に言うと3割は汚れが残っている状態と言えます。
この汚れが積み重なっていくと歯肉などに炎症が出てしまい、さらには歯周病へとつながってしまいます。
また歯の噛み合わせは日々変わってきます。
この噛み合わせの変化の確認をしていくこともメンテナンスが大切な理由の1つです。
皆さんが毎年受けている健康診断と同じように歯のメンテナンスもとても大切な検査です。
どんなに些細なことでも気になったことがあればお気軽にご相談ください!
助手 田中