虫歯と歯周病のお話
こんにちは!
9月もあっという間に後半に差し掛かりました!
少し涼しくなり、突然夏が過ぎ去ったかと思えばまた最近30度超えの日が続きますね(*_*)
皆さん急な温度変化で体調を崩さないようにお気をつけください!!
先日テレビでコロナ虫歯という言葉を耳にしました。
コロナ虫歯とはコロナ禍の中で歯医者さんに行けなくなってしまった方の虫歯や歯周病が進行してしまう事のようです!
そこで今日は虫歯と歯周病の進行の仕方ついてお話ししたいと思います!
虫歯と歯周病どちらも放置すれば、歯を失う大きな原因となりますので、どちらにも注意が必要です。
子供のうちは歯周病のリスクは低く、特殊な場合を除いてあまり問題になることはありません。
ところが、20代以降になると歯周病のリスクは徐々に増加してきます。そして40代後半になると、虫歯より歯周病で歯を失う方が増えてきます。
歯を失う原因の第一位は歯周病で、全体の41%に及びます。それに対して虫歯は第二位で全体の32%です。
歯を失うリスクの観点からいえば、歯周病の方がやや高いということになります。
これは、虫歯は冷たいものがしみたり、ズキズキ痛んだりと、痛みを伴うことが多く、すぐ治療されやすいのに対し、歯周病は症状なく進行することが多いため、発見が遅れがちなことが関係していると思われます。
特に若いときはあまり虫歯にならなかった方は、歯医者で定期検診を受ける習慣がない方が多く、実は歯周病が進んでいる方が多いです。
また、虫歯は単独の歯で進むことが多いですが、歯周病は口の中全体で進みやすく、一度に多くの歯を傷める傾向にあります。
さらに、歯周病は、心臓病や、糖尿病の原因の一つともいわれており、全身疾患とのかかわりが指摘されていて、全身の健康のためにも注意が必要です。
このように、様々な観点から考えると、年齢が上がるにつれて、歯周病のリスクが虫歯のリスクを上回ってくると言えます。
いずれにしても、虫歯と歯周病を予防するためには、日々の歯磨きと、歯科医院での定期検診が有効です。
冒頭でもお話したようにコロナ禍で歯医者さんに行けず、やむを得ず放置してしまっている方もいらっしゃるかと思います。
虫歯や歯周病が進行し治療が出来なくなり手遅れになる前に受診して頂く事をお勧めします!
当院では新型コロナウイルスの感染予防も徹底しておりますので安心してご来院くださいませ!
お待ちしております(^ ^)
歯科衛生士 宮野