脂肪溶解
注射

脂肪溶解注射は大豆由来の薬液を脂肪に直接薬剤を注入し、お顔まわりや口まわりの脂肪を分解する注射です。

年齢を重ねることで、お口まわりの筋肉は衰退していくため、自然と脂肪がつきやすくなり、たるんでいく傾向にあります。

また、お口まわりの脂肪は落ちにくい特徴がありますが、脂肪溶解注射は落ちにくい脂肪にピンポイントでアプローチできます。
脂肪溶解作用のほかに、リンパ循環作用や引き締め効果も期待できます。

分解された脂肪細胞は、尿と一緒に排出されるため、身体に蓄積されることはありませんので、ご安心ください。

効果は脂肪溶解注射を行った約3日後から現れる傾向にあります。

また、脂肪溶解注射の薬液に含まれるデオキシコール酸は、脂肪だけではなく、脂肪を吸収する細胞も除去していくため、リバウンドしにくい環境を整える作用もあります。

当院では、二重顎やマリオネットライン、ほうれい線などの改善に脂肪溶解注射の施術を行っています。

施術後に減少した脂肪細胞は、基本的に増殖することはありません。
しかし、暴飲暴食、運動不足などの生活を繰り返してしまうと、脂肪細胞が新たに発生して脂肪がついてしまうため注意しましょう。

●二重顎

加齢による表情筋や舌の筋力の衰えが二重顎になる原因の1つです。
また、皮下脂肪もつきやすく、徐々に蓄積していくため、落としにくい脂肪となります。
二重顎には脂肪溶解注射がおすすめです。

当院では、施術前に十分なカウンセリング時間を設け、患者さまのご希望やお悩みをくみ取りながら、脂肪溶解注射についてご案内していきます。

脂肪溶解注射をどの部位に何本注入するかなど、一つひとつ患者さまにも鏡を見ながら確認していただき、治療計画を立てていきます。

また、当院ではメリットだけではなく、デメリットまでを把握していただき、ご納得のうえ治療を行うため、無理に治療をすすめることはございません。
脂肪溶解注射に関してわからないこと、不安に思うことがあれば、お気軽にご相談ください。

脂肪溶解注射の施術手順はシンプルです。
リラックスして施術を受けましょう。
当日はお化粧をしてご帰宅いただけます。

①横になり、患部に脂肪溶解注射をします
②術後に強めのマッサージは止めましょう

術後は次の点に注意して過ごすようにしてください。

・当日は運動、飲酒、長風呂は避けましょう
・当日は薬液が注入されるため、患部に
膨らみや内出血を生じる場合もあります

当院ではお口まわりに限定して、歯科医師だからこそ行える脂肪溶解注射による施術に注力しています。

美容クリニックであれば、お口まわりのほかにも、まぶた、デコルテ、二の腕、お腹、お尻、太ももなどにも、脂肪溶解注射による施術が可能です。

しかし、お口まわりは非常に繊細であり、お口の動きや筋肉のバランスなどにも考慮した施術が求められます。
歯科医療領域は意外にも広く、歯や歯茎だけが治療対象ではありません。

自然な仕上がりになるように努めていますので、歯科医療領域であるお口まわりの施術は、ぜひ当院にお任せください。

脂肪溶解注射には次のようなデメリットやリスクがあります。
カウンセリングの際にもご説明をいたしますので、不安なことがあればお知らせください。

●術後の症状

腫れやむくみ、内出血などが生じる場合があります。
1週間を目途に症状が改善していくことが多いです。
改善がみられない場合は、早めにご連絡ください。

●大豆アレルギー

大豆由来の成分が薬液に含まれているため、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
大豆アレルギーの方やその疑いがある方は、施術を受けることができません。

●バランスが悪くなる

脂肪溶解注射は、部分的に脂肪を落とすことができる施術です。
そのため、部分的に脂肪がない状態が目立ってしまうケースもまれにあり、全体のバランスが悪くなるリスクをともないます。

●腎臓への負担

脂肪溶解注射は身体の負担が少ない施術ではありますが、脂肪溶解注射の薬液が尿と一緒に排出されることもあり、腎臓への負担が多少なりともあるため、注意が必要です。

●妊娠中や授乳中の方

赤ちゃんに影響を与える可能性も否定できないため、妊娠中や授乳中に施術を受けることは避けましょう。

●持病がある方

糖尿病、腎疾患、甲状腺疾患、高血圧、心疾患などの持病がある方は控えましょう。

●未成年、高齢者

脂肪細胞は20歳まで身体の中で生産されるといわれています。
そのため、20歳以降が施術の対象となります。
また、高齢であった場合も、身体の負担を考えて控えましょう。