受け口(反対咬合)は治らないと諦めていませんか?
外科手術だけじゃない最新の歯列矯正
歯列矯正
「下の歯が上の歯より前に出ている」「横顔のラインが気になって、写真に写るのが憂鬱」「食事や会話で、ふとした瞬間に不便を感じる」。
そんな「受け口(反対咬合)」のお悩みを、誰にも相談できずに長年抱え込んでいませんか。
「大人になってからの矯正はもう遅い」「私の場合は骨格が原因だから、大掛かりな外科手術をしないと治らないだろう」と、治療そのものを諦めてしまっている方も少なくないかもしれません。
しかし、矯正治療の技術は日々驚くべきスピードで進歩しています。
かつては外科手術が第一選択肢だった症例でも、現代の精密な矯正治療によって改善できる可能性が大きく広がっているのです。
この記事では、受け口の根本的な原因から、放置した場合の心身に及ぼすリスク、そして外科手術以外の選択肢を含む最新の治療法まで、矯正歯科の専門家が詳しく解説します。
あなたの長年のコンプレックスを解消し、自信に満ちた笑顔と健康な未来を手に入れるための第一歩となれば幸いです。
目次
01.その横顔の悩み、「受け口(反対咬合)」が原因かもしれません
02.なぜ受け口になるの?遺伝だけではない意外な原因
03.受け口を放置するリスク|見た目だけでなく全身の健康にも影響が
04.受け口の矯正治療の選択肢
05.なぜ町田エス歯科クリニックの受け口治療が選ばれるのか
06.専門医による受け口治療の流れ|カウンセリングから保定まで
07.受け口治療に関するよくある質問
08.当院のご紹介
09.関連メニューページ
その横顔の悩みは
「受け口(反対咬合)」
が原因かもしれません
受け口とは、下の歯が上の歯よりも前方に位置して噛み合っている状態を指します。
専門的には「下顎前突(かがくぜんとつ)」や「反対咬合(はんたいこうごう)」と呼ばれます。
見た目の特徴として、下顎が前に出ていることで「しゃくれている」ような印象を与えたり、意識していなくても不機嫌そうに見られたりすることがあります。
また、美しい横顔の基準とされる「Eライン(エステティックライン)」、すなわち鼻先と顎の先端を結んだラインよりも唇が前に出てしまいがちで、ご自身の横顔のシルエットに強いコンプレックスを感じる方が多くいらっしゃいます。
もしかして受け口? 簡単セルフチェック
• 鏡の前で「イー」と口を横に広げたとき、下の前歯が上の前歯より前に出ている。
• 奥歯でしっかり噛んでも、上下の前歯がきちんと噛み合わない。
• 横顔を見たとき、鼻先と顎先を結んだ線から唇が前に突出しているように感じる。
• 下顎が長く見えたり、顔全体が大きく見えたりする気がする。
• 麺類やパン、サンドイッチなどが前歯でスムーズに噛み切りにくい。
• 会話中、特に「サ行」や「タ行」が発音しづらく、相手に聞き返されることがある。
一つでも当てはまる項目があれば、それは単なる見た目の問題ではなく、機能的な改善が推奨される「不正咬合」の状態かもしれません。
なぜ受け口になるの?
遺伝だけではない意外な原因
受け口の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。
これらは大きく「遺伝的要因」と、生活習慣などの「後天的要因」の2つに分類されます。
遺伝的要因|
骨格のパターンは受け継がれやすい
顔の形や骨格が親子で似るように、顎の大きさや形も遺伝的影響を強く受けます。
特に、下顎が大きく成長したり、逆に上顎の成長が不十分だったりする「骨格性」の下顎前突は、遺伝的な傾向が強いと考えられています。
ご家族に受け口の方がいらっしゃる場合、その骨格的特徴を受け継いでいる可能性があります。
後天的要因|
日々の「癖」が歯並びと顎を歪ませる
重要なのは、受け口の原因が遺伝だけではないという点です。
むしろ、日々の無意識な癖や習慣が、顎の成長や歯並びに悪影響を及ぼし、受け口を引き起こしたり、症状を悪化させたりするケースが非常に多いのです。
舌の癖(低位舌)
本来、私たちの舌の先端は、上顎の前歯の少し後ろ(スポットポジションと呼ばれる位置)に軽く触れているのが正しい状態です。
しかし、舌が常に低い位置にあり、下の歯の裏側を押し続けるような癖(低位舌)があると、その持続的な力が下顎を前方へ成長するように促したり、下の歯を前傾させたりして、受け口の直接的な原因となります。
口呼吸
アレルギー性鼻炎や扁桃腺の肥大などで鼻呼吸がしづらく、無意識に口で呼吸する習慣があると、口周りの筋肉のバランスが崩れ、舌が低い位置に落ちやすくなります。
その結果、上顎の成長が十分に促されず、相対的に下顎が前方に出てしまうことがあります。
その他の習癖
幼少期に長く続いた指しゃぶりや、下唇を噛む癖、片方だけで頬杖をつく習慣なども、顎や歯に不適切な力を加え続け、反対咬合の原因となることがあります。
これらの後天的な要因は、意識的に改善することで、症状の悪化を防ぎ、矯正治療の効果を最大限に高めることにつながります。
受け口を放置するリスク|
見た目だけでなく全身の健康にも影響が
受け口を「ただ見た目が気になるだけ」と放置してしまうと、審美的な問題に留まらず、お口や全身の健康にまで様々な悪影響が連鎖的に及ぶ可能性があります。
1. 咀嚼・発音といった日々の機能的な問題
うまく噛めない(咀嚼機能の低下)
前歯が正しく噛み合わないため、食べ物を効率よく噛み切ることが困難になります。
その結果、十分に咀嚼されないまま飲み込む癖がつき、胃腸などの消化器官に余計な負担をかけてしまう可能性があります。
滑舌が悪くなる(発音障害)
上下の前歯が正しく機能しないため、空気が漏れ、「サ行」や「タ行」などの発音が不明瞭になり、円滑なコミュニケーションの妨げとなることがあります。
2. お口の健康トラブルのリスク増大
虫歯・歯周病になりやすい
受け口の多くは前歯だけでなく奥歯の噛み合わせもずれており、特定の歯に過剰な力がかかりがちです。
これが歯の摩耗や損傷、さらには歯を支える骨が溶けてしまう歯周病を悪化させる一因となります。
顎関節症や関連痛を引き起こしやすい
噛み合わせのバランスが悪い状態で無理に食事や会話を続けると、顎の関節(顎関節)やその周りの筋肉に常に過度な負担がかかります。
これが、口を開けると痛む、カクカク音が鳴るといった顎関節症の症状や、関連する慢性的な頭痛・肩こりの原因となることがあります。
3. 心理的な影響
下の歯が出ていることへのコンプレックスから、人前で話すことや心から笑うことに強い抵抗を感じ、自己肯定感が低下してしまうケースも少なくありません。
口元を手で隠す癖がつき、無意識のうちに自分らしさを表現する機会を失っている方もいらっしゃいます。
受け口の矯正治療の選択肢
受け口の治療は、その原因が歯の傾きにある「歯性」のものか、顎の骨格に問題がある「骨格性」のものか、またその重症度によって最適な方法が異なります。
基本的な治療法
ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)
歯にブラケットという装置を貼り付け、ワイヤーを通して力をかける最もスタンダードで実績のある治療法です。
歯を三次元的に精密にコントロールできるため、軽度から重度まで、あらゆる受け口の症例に確実に対応できるのが最大の強みです。
見た目が気になる方向けに、歯の裏側に装置をつける裏側矯正という選択肢もあります。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを交換していくことで歯を動かす、目立ちにくい治療法です。
歯の傾きが原因の軽度から中等度の受け口であれば対応可能な場合がありますが、歯を大きく動かす必要がある場合や骨格的な問題が強い場合には適応が難しいことがあります。
外科的矯正
重度の骨格性受け口の場合、歯を動かす矯正治療だけでは改善が難しく、顎の骨の位置を外科的に修正する手術を併用することがあります。
この「顎変形症」と診断された場合の治療は、健康保険の適用対象となります。
なぜ町田エス歯科クリニックの
受け口治療が選ばれるのか
受け口の治療、特に外科手術を回避したいと考える難易度の高い症例の治療を成功させるためには、担当医の専門性と診断能力、そしてクリニックの設備が極めて重要になります。
1. インビザライン認定医による
治療計画の立案
当院には、インビザライン認定医が在籍しています。
豊富な知識と経験を持つ認定医が、患者様一人ひとりにとって本当に最適な治療計画を立案します。
2. 精密機器による「見える化」が
治療の質を高める
適切な治療計画は、正確な診断なくしてはあり得ません。
当院では、従来のレントゲンに加えて歯科用CTを標準的に使用し、歯や歯根の状態はもちろん、顎の骨の厚みや形態、神経の位置などを三次元的に詳細に把握します。
目に見えない部分まで精密に診断するからこそ、治療の精度と安全性を極限まで高めることができるのです。
3. 費用への不安を解消する
明朗な「トータルフィー制度」
当院では、治療開始前に、矯正装置料や毎月の調整料、治療後の保定装置(リテーナー)料まで、治療完了までにかかる費用の総額を提示する「トータルフィー制度(総額制)」を採用しています。
治療が長引いても追加費用は発生しないため、安心して治療に専念いただけます。
専門医による受け口治療の流れ|
カウンセリングから保定まで
当院では、患者様に安心して治療に臨んでいただくために、丁寧なステップで治療を進めてまいります。
STEP1:無料カウンセリング
まずは、あなたのお悩みや理想のイメージを詳しくお聞かせください。
専門医が口腔内を丁寧に拝見し、考えられる治療法の選択肢やおおよその期間、費用の概算について分かりやすくご説明します。
STEP2:精密検査・診断
最適な治療計画の立案に不可欠なデータを収集します。
歯科用CT、3D口腔内スキャナー(iTero)など、最新のデジタル機器を用いて、骨格や歯の状態をミクロン単位で精密に分析します。
STEP3:治療計画のご提案
検査結果を基に、専門医があなただけのオーダーメイドの治療計画を作成します。
3Dシミュレーションをお見せしながら、歯がどのように動き、最終的にどのような口元になるのかを視覚的にご確認いただきます。
費用や期間についても詳細にご説明し、心からご納得いただいた上で治療を開始します。
STEP4:治療開始
必要に応じて虫歯治療などの前処置を行った後、矯正装置を装着し、動的治療(歯を動かす期間)をスタートします。
STEP5:定期的な調整
約1ヶ月に1回のペースでご来院いただき、歯の動きをチェックしながら装置の調整を行います。
治療の進捗状況を丁寧にご説明し、疑問や不安なく治療を続けていただけるようきめ細かくサポートします。
STEP6:治療完了と保定期間
歯並びが計画通りに整ったら装置を外し、治療後の状態を維持するための「保定期間」に入ります。
歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」を防ぐため、リテーナー(保定装置)を使用して歯並びを安定させます。
この保定期間こそが、美しい歯並びを生涯維持するための最も重要な鍵となります。
受け口治療に関する
よくある質問
Q1. 受け口の矯正治療には、
どのくらいの期間がかかりますか?
A1. 症例の難易度によりますが、一般的には歯を動かす「動的治療期間」が約1年半~3年、その後、歯並びを安定させる「保定期間」が約2年以上必要です。
Q2. 治療費は総額でどのくらい
かかりますか?
A2. 選択する装置や治療の難易度により変動しますが、インビザラインで35万円~130万円程度が目安です。
当院では治療完了までの費用が明確な「トータルフィー制度」を採用しており、カウンセリング時に詳細な見積もりをご提示します。
Q3. 矯正治療は痛いですか?
A3. 装置装着後や調整後の数日間は、歯が動くことによる圧迫感や鈍痛を感じることがあります。
これは歯が正常に動いている証拠でもあり、通常1週間ほどで和らぎます。
痛みが強い場合は鎮痛剤を服用することも可能です。
Q4. 大人になってからでも受け口は
治りますか?年齢制限はありますか?
A4. 矯正治療に年齢制限はありません。
30代、40代、50代以上からでも治療を開始し、健康と自信を取り戻すことは十分に可能です。
ただし、大人の場合は顎の成長が完了していることや歯周病のリスクなどを考慮した、より慎重な治療計画が必要となります。
Q5. マウスピース矯正で受け口を
治すことはできますか?
A5. 歯の傾きが原因の軽度な受け口であれば、マウスピース矯正で改善できる可能性があります。
しかし、歯を大きく後退させたり、骨格的な問題を改善したりする必要がある場合は、ワイヤー矯正の方がより確実で優れた結果を得られることが多いです。
Q6. 治療後に「後戻り」しませんか?
A6. 矯正治療後の「後戻り」を防ぐには、治療完了後の「保定期間」が極めて重要です。
リテーナー(保定装置)を指示通りにきちんと使用することで、後戻りのリスクは大幅に減らすことができます。
当院では美しい歯並びを生涯維持できるよう、保定の重要性についてもしっかりご説明し、サポートします。
Q7. 矯正治療でしゃくれた感じや
横顔のEラインは改善しますか?
A7. はい、多くの場合で劇的な改善が期待できます。
下の歯を後方に移動させて正しい噛み合わせを作ることで、下顎が後退し、突き出ていた口元の印象が大きく変わります。
これにより、気にされていた横顔のEラインも整い、バランスの取れた美しいシルエットになります。
Q8. 受け口の治療に健康保険は使えますか?
A8. 一般的な審美目的の矯正治療は自費診療です。
ただし、外科手術が必要と診断される「顎変形症」の治療や、国が定める特定の先天性疾患に起因する不正咬合の治療には、健康保険が適用されます。
Q9. 治療で顔つきは変わりますか?
A9. はい、変わる可能性があります。
特に受け口の治療では、下顎の位置が後退することで口元がすっきりし、顔の下半分の印象が大きく変わることがあります。
緊張していた口周りの筋肉がリラックスし、より自然で穏やかな表情になる方もいらっしゃいます。
当院のご紹介
東京・神奈川に6店舗を展開するグループ

各院にマイクロスコープやCTなどの精密機器を完備し、質の高い治療を安定的に提供できる体制が整っています。
他院にはないグループ連携による技術力と安心感が強みです。
町田駅から徒歩1分!

当日の空き状況によっては、急なご予約にも柔軟に対応可能です。
お仕事帰りや買い物ついでにも立ち寄れる便利な立地です。
完全個室で安心のプライベート空間

周囲の目を気にせず、治療中もリラックスできる空間です。
ちょっとした疑問や不安も気兼ねなく相談しやすく、プライバシーを大切にしたい方にも最適な環境が整っています。
