マウスピース矯正／成人

エス歯科 町田院ではマウスピースによる成人の歯科矯正を行っています。
マウスピース矯正には次のような特徴があります。

●メリット

・精密な予測、作製ができる

3D光学スキャナーを導入することで、精密な型取りを行えます。
また、3Dシミュレーションで治療前に、治療前と治療後の比較ができるため、より実現的な歯の動きの予測が可能です。

・見た目に影響が出にくい

矯正装置は審美的に優れています。
透明な樹脂でできていて、口元を見ても矯正をしていると気づかれにくいです。

・比較的痛みが出にくい

ワイヤー矯正のワイヤーを締める処置と比べて、痛みを感じにくいといわれています。

・食事に支障が出にくい

固定式であるワイヤー矯正の場合は、矯正装置を外すことができないため、食べものが引っかかってしまい、思うように食事が楽しめない場合があります。
しかし、マウスピース矯正の場合は、マウスピースを外していつも通りに食事ができます。

・通院回数を抑えられる

ワイヤー矯正の場合は、1ヶ月に1回の通院が必要となりますが、マウスピース矯正の場合は、基本的に約2〜3ヶ月に1回の通院となります。
個人差はありますが、複数枚のマウスピースを一気に作製するため、通院回数を減らすことが期待できます。

・金属アレルギーの心配がない

金属を一切使用していないため、金属アレルギーがある方でも治療が可能です。

●デメリット

・着脱管理が必要

食事や歯磨きをする際に、マウスピースを外す必要があります。

虫歯や歯周病予防のために装着前の歯磨きは重要です。
また、自分で取り外せるため、装着時間の管理や交換時期の確認など、マウスピース着脱に関する管理をご自身で行う必要があります。

・計画的に治療が進まない場合もある

1日20〜22時間以上、マウスピースを装着しなければ、計画的に歯を動かしていくことがむずかしくなる場合があります。

・難症例には適応できない場合がある

マウスピース矯正の場合は、歯並びの状態によっては適応できない場合があります。

●矯正に要する期間

理想とする歯並びになるために必要な期間は、患者さまお一人おひとり異なります。

部分的に歯を動かす部分矯正の場合では、1年未満で治療が完了するケースもありますが、全体的な矯正には平均して約1〜3年の治療期間が必要といわれています。

また、歯を動かす期間のほかに、整えた歯並びを保つための「保定期間」が必要になります。
歯は元の位置に戻ろうとする習性があるため、矯正終了後に位置を固定するための保定装置（リテーナー）を使用する必要があります。

保定期間もそれぞれ異なり、一般的には歯を動かした期間と同じ保定期間が必要と考えられています。

【計画的に治療を進めるポイント】

・マウスピースの交換

1〜2週間に1度、マウスピースの交換が必要です。
歯科医師に決められたタイミングで交換しましょう。

・アライナーチューイの使用

マウスピースがしっかりとはまらないと歯に力をかけられず、歯が計画通りに動きにくいです。
マウスピース装着の際は、アライナーチューイをかんでしっかりと歯に密着させる必要があります。

当院では、世界100ヶ国以上でシェアされているインビザラインを採用しています。

矯正開始から5年間の保証期間を設けているため、矯正治療のやり直しなどの追加費用はありません。

また、デジタルCTや3Dデータで歯型を採取できる「iTero」の導入により、歯並びの状態や治療法を正確に診断できる精密検査が可能です。

さらに、エス歯科町田院には各分野に精通した歯科医師が在籍しています。
矯正だけを専門とした歯医者とは異なり、歯周病、インプラント、虫歯、定期メンテナンスなどを同一の歯医者で行う、お口のトータルプロデュースが可能です。

現在、エス歯科町田院では、期間限定で半額キャンペーンを行っています。
通常 38,500円のところ、19,250円で可能ですので、この機会にぜひご相談ください。

【インビザライン「iTero」の特徴】

・歯型の採取は最初の1回のみ
・スキャンニングは即座に完了
・従来の型取りより精密性の高い型取りが可能
・一般的な3Dシミュレーションよりも視覚的に
イメージできる
・デジタルデータで治療計画が立てられるため、通常より10日早く治療を開始できる
・嘔吐反射の強い患者さまにもおすすめ

●インビザラインフル（成人）

全体的な矯正に適応します。
動かす歯の本数や部位に制限はなく、前歯から大臼歯まですべてが対象となります。
マウスピースの作成枚数に制限がないため、アタッチメントやゴム掛けなどの補助的な処置を用いることで、比較的重度な症例に適用できます。

●インビザラインライト（部分矯正、軽度）

前歯だけの部分的な矯正や、軽度な全体的な歯並びの乱れに用いられます。
マウスピースの作成可能な枚数が最大14枚と少ないため、インビザラインフルと比べて費用を抑えられるというメリットはありますが、適応できる症例に限りがあります。

●インビザラインティーン

永久歯が生え揃い、顎の成長を終えるころの11歳～16歳までのお子様に適応します。
インビザラインティーンの特徴は、乳歯が残っていなければ、永久歯が完全に萌出していなくとも、矯正治療が開始できることです。

マウスピースの作成枚数に制限がなく、前歯から奥歯まで全体的な歯並びを整えることができます。
治療開始時期には個人差がありますので、ぜひ一度ご相談ください。

インビザラインで矯正を行う際には、ワイヤー矯正と同じく、歯肉退縮のリスクをともないます。
歯肉退縮が起きることで、次のデメリットが生じます。

・歯が長くなったように感じる
・知覚過敏の症状が現れる
・ブラックトライアングル（隣り合った歯の根元にできる三角の隙間）が大きくなる

とくに歯肉退縮を引き起こしやすい状態は次のとおりです。

・歯茎の厚さが薄い
・歯列を拡大する場合

歯肉退縮を避けるためには、インビザライン矯正が得意な歯医者での治療と、患者さまご自身によるセルフケアが重要です。
歯肉退縮のリスクを避けるためにも、歯科医師としっかりと治療計画を立て、セルフケアには普段以上に注力しましょう。

歯が重なり合うように生えている歯並びを、叢生（そうせい）と呼びます。
叢生は日本人に多い歯列不正とされ、多くの方が悩みとして抱えている歯並びの1つです。

チャームポイントといわれる八重歯も叢生の一種です。
叢生となる原因はさまざまですが、多くは生え揃うスペースが足りない場合に起こるといわれています。

【叢生になる原因】

・顎が小さい
・歯が大きい
・指しゃぶり
・舌癖

叢生を改善するためには、小臼歯の抜歯や、IPRと呼ばれる、歯の側面を数mm単位で削り、スペースを作っていく処置が検討されます。

叢生は歯が重なり合って生えているため、清掃がむずかしく、汚れが溜まりやすいため、虫歯や歯周病リスクも高まります。

また、重度の叢生である場合は、マウスピース矯正が適応されない場合もありますので、一度ご相談ください。

出っ歯や受け口も、口元から見える歯や顔貌がコンプレックスとなりやすい歯並びの1つです。

出っ歯や受け口は、2つのタイプに分かれます。

1つ目は、歯が生える方向や位置によって、出っ歯や受け口になっている歯性タイプです。
こちらは、マウスピース矯正による改善が見込めます。

2つ目は、骨格が原因で出っ歯や受け口になっているタイプです。
骨格が原因の場合は、外科処置やワイヤー矯正での治療が必要になる可能性があります。
マウスピース矯正を希望される場合は、その旨をお伝えください。

【出っ歯や受け口の原因】

・口呼吸
・舌癖
・遺伝
・おしゃぶり
・顎の大きさのバランスが悪い

すきっ歯は歯と歯の間に隙間ができている状態です。
食べものが挟まりやすいことで不便を感じる、口を開けたときに見えるすきっ歯をコンプレックスに感じることのある歯並びです。

すきっ歯は2つのタイプに分かれます。

1つ目は、全体的に歯と歯に隙間があるすきっ歯で、空隙歯列（くうげきしれつ）と呼びます。

2つ目は、真ん中の歯と歯の間だけに隙間がある場合で、正中離開（せいちゅうりかい）と呼びます。
すきっ歯の場合は、どちらもマウスピース矯正による改善が見込めます。

【すきっ歯になる原因】

・先天性欠如歯
・埋伏歯
・おしゃぶり
・歯と顎の大きさのバランスが悪い