歯周病治療について
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こんにちは歯科衛生士の小出です
今回は……
歯周病治療について述べていきます。
Q歯周病治療とはなにか?
それは歯周ポケットに存在する歯周病菌を取り除くクリーニングのことをいいます。
– ̗̀ 𖤐 クリーニングは大まかに “セルフケア”(おうちでの自分自身ができるブラッシングやフロスを通すなどのこと)と” プロフェッショナルケア”(病院で行う専門的ケア) の2つに分けることが出来ます。
さらに、プロフェッショナルケアには磨き残しの汚れ、歯垢(プラーク)や歯石取りといった、歯科の専門器具を使用した基本的なクリーニングと、歯周病の治療を目的としたクリーニングなどに分けることが出来ます。※別名歯周病治療
歯周病治療はその中でも、当院では2種類存在しています。
違いとしては歯周ポケットがどれほど深いか、で適応が変わってきます。
基本的な歯周病治療SRP(スケーリングルートプレーニング)は歯周ポケットが4mm以内に付いている歯石やプラークなどを、専門器具を使用して取り除いていき、健康な歯茎を目指します。
一方精密歯周病治療では、麻酔を使うことで更に深いところについている汚れを取り除くことが出来ます。なので、歯周ポケットの深さが4mm以上ある方に適しています。
◎ここで注意をして頂きたいのが、歯周ポケットが4mm以上ある方がSRPのみを希望しているという場合、4mmまでしか触れられないためその下にある汚れは取り除けないままであるということです。
Q歯周病の見分け方は?
ほとんどの場合歯茎に異常が見られます。
しかし、実際多くの方は大きく腫れてきたりしない限り歯茎の異常に気付くことはなかなかありません。まずは、どういった歯茎が健康なのか、異常なのか見分けるところからです。
〇健康な歯茎は……
・歯茎がピンク色
・歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)の深さが3mm以内 ※深さを知るには歯周病検査が必要です
・歯茎が引き締まっている
〇炎症の起きている歯茎は……
・歯茎が赤い
・歯周ポケットが4mm以上
・歯磨きすると出血がある
・歯茎が縁取るように腫れていたり丸く腫れている
などです。
出血があったりポケットが深かい方は多くの場合歯周病になっている可能性が高いです。(歯周病は痛みを伴わないまま、骨を吸収してしまいます)
一度歯茎の検査をして歯周病ではないかチェックしてみるのがお口の中の健康に継がります。
当院では定期検診でしっかり歯茎の検査を行っていますので、ぜひご自身が歯周病ではないかを確かめにお越しください。
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